花咲くや　赤ら引く頬に
红染脸颊 似春临花绽开
さざなみ寄るは海
海面泛起 阵阵涟漪
貴方は水際一人微笑むだけ
唯见你于岸边独自微笑
今、思い出に僕は都落ち
此刻、我渐落忆京
鼻歌、綺麗だね
轻哼韵律、耳中天籁
明日には往くんだぜ
明天就动身前行
海猫が鳴いたね
黑尾鸥哀声鸣唱
鳥でも泣くんだね
即便飞鸟也会落泪
心なし乾いたら別れの時間だぜ
若是心感失望 便是别离之时
夏風揉まれて貴方に浅い影
夏风轻抚我眼 唯留你浅色身影
さらり花咲くや　あから引く頬に
红染双颊 似春临花盛开
さざなみ、夜は海
微微涟漪、泛于夜时海面
貴方は水際一人手を振るだけ
唯见你于岸边挥手告别
今、思い出に僕は都落ち
此刻、我渐落忆京
朝焼け、綺麗だね
那缕朝霞、美妙绝伦
舟はもう発つんだぜ
船只已经起航
海猫が鳴いたね
黑尾鸥哀声鸣唱
貴方も泣くんだね
你也潸然落泪
人里離れて鳴る音は向かい波
船行斩浪涛 鸣声亦渐远
飛ぶ鳥は遠くへ明日から向こうまで
飞鸟归远方 明日渡彼岸
水に落ち流れやがて憂き
流水落花 而终汇忧
貴方に焦がれる舟は海
为你思慕 可船无返途
惜しみ書く指は思う丈ばかり
写下遗憾的手指唯书思念
散る思い出は波か都落ち
记忆消散 是碎浪还是落京
都離れて舟進む
船只渐驶 向远方
水は流れて時もまた
时间如水 渐流逝
僕は貴方の思い出に
我存在于你的回忆中
ただの記憶に
可仅是记忆罢了
恋ふらくはあから引く頬の
红染脸颊 似我那份恋慕心
寄せ消ゆ波の花
涟漪终作碎浪散
貴方は水際一人微笑むだけ
唯见你于岸边独自微笑
今、思い出に僕は
此刻、我渐落
さらり花咲くや　あから引く頬に
红染双颊 似春临花盛开
さざなみ、夜は海
微微涟漪、泛于夜时海面
貴方は水際一人手を振るだけ
唯见你于岸边挥手告别
今、左様なら　僕は都落ち
此刻、轻声道别 我将败离都城