壁立千仞に臨み
壁立千仞 临之目眩
全ての竜を眠りの底に
使天下卧龙 皆沉眠
金翅未だに　畳み置き
金雀敛翅 已候多时
静止して喰わず
不动如山 不食一物
我が思いは琥珀の中を沈むが如く
吾思吾念 犹坠琥珀 不可自拔
我が三蔵に　剣　鏡　石あり
吾有三藏 一为剑 二为镜 三为石
峻峭なりこの霊 　狷介なりこの魂
剑锋陡立 犹如此灵 镜面高洁 犹如此魂
峭刻なりこの心
棱角峭厉 犹如此心
剣は霊に　鏡は魂に　石は心に
剑为灵 镜为魂 石为心
世界は世界にあらず
世间已变 物是人非
猜疑に満ちた深い墓穴
猜疑之风 墓穴之深
髑髏裏まで最下せば
深入其中 骷髅之冢
面目に至る 三界の主
真相必至 只见 三界之主
生死に染まず
无生死桎梏
滑脱自在
洒脱自在
我が三蔵に　剣　鏡　石あり
吾有三藏 一为剑 二为镜 三为石
峻峭なりこの霊 　狷介なりこの魂
剑锋陡立 犹如此灵 镜面高洁 犹如此魂
峭刻なりこの心
棱角峭厉 犹如此心
剣は霊に　鏡は魂に　石は心に
剑为灵 镜为魂 石为心
霊に得ざれば　魂に求むること　なかれ
其若无灵 求魂而将不得
魂に得ざれば　心に求むること　なかれ
其若无魂 求心而将不得
天の涯に漂ふも　慎独
君子浪迹天涯 必慎其独也
此れ自ら　命とす
自以此 为己命
我が三蔵に　剣　鏡　石あり
吾有三藏 一为剑 二为镜 三为石
峻峭なりこの霊 　狷介なりこの魂
剑锋陡立 犹如此灵 镜面高洁 犹如此魂
峭刻なりこの心
棱角峭厉 犹如此心
剣は霊に　鏡は魂に　石は心に
剑为灵 镜为魂 石为心